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やっと行けた。ベルリン映画祭の発表の後だしレディーズデーだから混んでいるだろうとは思っていたが・・・ひょ~!ほぼ満席、しかもおばさんばっかり(ごめん!自分もおばさんだけど・・・)なんかあんまり平日の昼間に映画行かないから、この客層はおどろき~~!それはさておき、黒木華さんの演技は良かったです。結構、普通の(とびきりの美人というわけではない・・・)女優さんなので個性が強くなく、どんな役にでも染まれそうな強みがありますよね。この役もとても素敵でした。タキちゃんに感情移入してしまい泣けた泣けた~~~!

戦中の悲しい時代が「風立ちぬ」を彷彿させます。女中タキの目線から小さいおうちの出来事が語られ、老婆になったタキの奥様への深い思いが痛いほど押し寄せてきて・・・泣けます。奥様をお守りし、恭一ぼっちゃんをお守りし自分の人生をすべて捧げてもなお惜しみない愛情にあふれている。奥様をだましたことの罪悪感を一生背負い申し訳なく思い、最後は孤独死してしまう。戦争という大義名分の人殺しに板倉のようなたぶんあまり役に立たなそうな人間までも狩り出されていく。戦争の罪の大きさを問うています。

賞を取った黒木華さんはもちろん上手いですが、その他の役者さんの素晴らしさがどなたも群を抜いています。実力をそろえられて・・・やはりベテラン監督のなせる技でしょうね。山田洋次監督、え~!今年83歳?ありえない~!この作品でまたその知名度をあげましたね。一日でも長く元気で一本でも多くの作品を世に残してほしいです。

ところで映画に出てきた絵本「ちいさなおうち」は有名な本でして日本語版も英語版ももっているので、またゆっくり読み返してみたいと思います。iPhoneから送信