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「小さいおうち」の映画に出てくる「ちいさいおうち」の絵本です。原作(映画も)には漫画家のイタクラ・ショージの記念館にこの絵本が置かれている設定になっているのですが、The Little Houseがバージニア・リー・バートン原作だと知っていたので「ん?・・・、そうなん?日本人の作品?」って混乱してしまったよ。中島京子原作ではそういうことになっているようですが、そんなことってしてもいいん?まあ、小説ですからね、いいのでしょうけど。

とにかく、改めて The Little Houseの英語版と日本語版を読み比べてみました。英語版の表紙には入口のところに Her Storyと書いてありますが、日本語版には書いてありません。英語版ではおうちはずっとSheで表現してあります。なのでHer Storyなんですね。歴史はHistory でHis StoryつまりHisとは神とかキリストだといわれていますので、この本ではHer Storyになっているわけです。

田舎から都会に憧れて出て行ったちいさなおうちですが最後には持ち主の孫の孫のそのまた孫が買い戻して田舎に帰ってくるというハッピーエンドになっています。映画の小さいおうちは戦争で壊されてなくなってしまいます。タキちゃんにとっては大事な大事な奥様との思い出のおうちは戦争でなくなってしまうのです。このあたりは意識的に対比しているように感じました。

このThe Little  Houseは児童文学の最高峰のコルデコット賞を受賞しています。皆さん読んでみてください。できれば英語で。

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